仙台やまいち不動産投資センター

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2021.05.24

コロナ禍における繁忙期の総括から見るこれからの賃貸市場への傾向と対策

コロナ禍での繁忙期(1~3月)が終わりました。繁忙期の総括から見る、これからの賃貸市場への影響と対策について、整理してみました。今一度、今後の対策を考える機会にして頂ければ幸いです。

 

繁忙期の結果について

①新規で部屋探しをするお客様の減少

 ・学生、法人、外国人需要などの減少がありました。

 ・外出を控え、引っ越しを控え、現状住まいに留まる傾向がありました。

②入居者(親族含)の所得減少

 ・景気低迷から入居者所得減少傾向がありました。

   ・家賃滞納微増、生活困窮者需要が増加傾向です。

③不要・不急の外出、接触を控える傾向

 ・居住時間が長くなりご要望数が増えています。

 ・お客様対応においては、非接触(オンライン)

  対応数が増えています。

➃繁忙期でも入居率が上がらない

 ・退去せず留まる方が多くなったが、新規契約が減少する中で、入居率は減少する傾向です。

⑤新たな入居者層の出現

 ・都心回避客(コロナ感染回避)、高齢者層(賃貸業界での新たな取組)増加傾向にあります。

 

繁忙期での各種状況】 ※㈱船井総合研究所調べ

 

これからの賃貸市場の傾向と対策について

①コロナ禍における補助金・給付金対策、賃貸管理業者登録制度、民法改正、

 各種災害(地震、豪雨)などに、合わせた賃貸経営対策が必要になります。

②コロナ禍で増加する、新顧客層(生活困窮者、高齢者等)への受入も考慮して下さい。

③コロナ禍に合わせた、必要な新設備(ネット無料、宅配BOX、防犯カメラ等)活用による

 物件価値向上対策を考えてください。

➃非接触型賃貸仲介へのニーズが急増する中で、それらを活用できる、賃貸仲介店舗・

 管理会社との連携を考えてください。

⑤常に、ご自身の資産状況(キャッシュフロー、税金、借入返済)の把握を行い、

 問題点を考慮して、次なる資産対策へと進める機会にしてください。

 

新型コロナウイルスは、変異型が進行するなど、まだまだ予断を許さない状態が続きます。しかしながら、賃貸経営においては、現状をしっかり把握して、今後を予測し、各種対策を打ち続けなければいけません。最終的には、対策が出来るオーナー様と、出来ないオーナー様で大きな差が出ると考えられます。ぜひ、対策が出来るオーナー様になっていただく事を願います。

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